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池田克己詩集刊行しました!

皆様からのご支援をいただき、このたび、吉野町出身の詩人・池田克己の選詩集を約75年ぶりに刊行いたしました。

本書は、処女詩集から晩年の遺作までの作品を再集成し、奈良大学文学部・木田隆文教授の監修のもと、当会が編集しました。

時系列ではなく、「故郷の詩」「上海の詩」「戦争の詩」「愛の詩」「いのちの詩」と5つのテーマにわけ、詩を読んだことのない読者にも、池田克己の思いが伝わるように構成しました。

販売・書店流通はせず、当会へのご寄付の返礼品としてお届けさせていただきます。

また図書館・文学館などへも寄贈させていただきたいと思っています。

 

ご寄付の詳細はこちらご覧下さい。

 

 

2026年02月13日

詩集制作にかかわるご寄付をありがとうございました!

池田克己詩集復刊プロジェクト

■ご寄付への御礼とご報告

このたび、クラウドファンディングを含めて募集いたしました
池田克己詩集復刊に関わるご寄付につきまして、ここにご報告申し上げます。

皆さまからお寄せいただいたご支援の総額は――

合計 303,547円

となりました。

ひとつひとつのご支援が、池田克己という一人の詩人の声を
「再び手に取れるかたちで残す」という私たちの願いを後押ししてくださいました。

心より深く、感謝申し上げます。

 

■ ご支援への想いに支えられて

今回の復刊は、どこか遠い文学史上の出来事ではなく、
吉野の地で生まれ、書き、戦い、愛し、生き抜いた一人の詩人を
現代の読者へつなぐ大切な文化事業だと考えています。

ご寄付のメッセージには、
「池田の詩に救われたことがある」
「郷土の文学を残したい」
「未来へ手渡す活動を応援したい」
そんな言葉が並び、胸が熱くなりました。

お一人お一人の気持ちが、この復刊の背中を押してくれています。

■ ご寄付の使途について

いただいたご寄付は、以下の費用に充てさせていただきました。

* 詩集制作費(編集・校正・デザイン)
* 印刷製本費
* 広報・発送に関わる費用
* 原稿保全・展示資料の準備費用 等

透明性のある運営を心がけ、今後も随時ご報告いたします。

■ これからの展開について

詩集の完成に伴い、
地域での展示・小規模イベント、講演、読書会など
「池田克己を読む場」づくりにも取り組んでまいります。

また、復刊をきっかけに
詩人・池田克己の人生と作品を広く知っていただくための
次の企画も準備中です。

引き続き、温かく見守っていただけますと幸いです。

■ 最後に


文化を守り、次へ手渡すことは、
一人の力では決してできないことだと改めて感じています。

みなさまのご支援に、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

今後とも、「池田克己顕彰プロジェクト」をどうぞよろしくお願いいたします。

2025年11月02日

「龍門が行く」 池田洋介様から応援メッセージをいただきました!

池田克己さんと私

「龍門が行く」 池田洋介

我々、龍門生まれやゆかりの人間にとって、ふるさと龍門は、ルーツであるとともに心のふるさとです。かっては、龍門村として吉野山の麓に存在していました。日本の歴史に残る飛鳥や吉野山に近く、山や川、自然にも恵まれた美しい里です。しかしながら、昨今の社会構造の変化、人口減少から寂れてゆくなか、この里に忽然と入って来られた柴田様ご夫妻を、我々「龍門が行く」一同、心から歓迎しています。

私どもの親族・詩人池田克己を再発見、その魅力を発信していただき、龍門の文化や自然の豊かさをも発信する、熱意あふれる活動に心から賛同し感謝でいっぱいです。

因みに、グループ/「龍門が行く」は15年位前から、龍門ゆかりの親しい人たちが集い、ウオークや語らい、飲食、勉強などやって来た親族中心のグループです。筆者の私自身は龍門村で生まれ、龍門小学校、龍門中学校と中学まで龍門で育ちました。そのころ池田克己さんは鎌倉で活躍されていたころで、ときどき、龍門に帰って来られ私の叔父たちと談笑していたのを子ども心に記憶しています。仲のいい従兄弟同士だったのでしょう。

また私の作文(たしか蜘蛛の観察を書いたもの)を克己さんに見てもらい、褒めてもらったことも思い出の一つです。今では克己さんの実像を知る数少ない一人となりました。また南京の病院で戦死した私の父の見舞いに上海から駆けつけ、間に合わなかったこと

や看護婦さんからの聞き取った内容などを記した、今も残る私の母宛ての手紙に克己さんの人柄や私の父との親密な関係が伝わります。

私の世代は、戦争や戦後のことを垣間見た世代ですが、この時代の親世代は、筆舌に尽くし難い苦労をしていることを語り継がねばならないと、戦後80年のこの年、あらためておもいます。克己さんの上海からの帰還、徹三叔父夫妻の平壌からの帰還、太郎叔父のシベリア抑留、私の父の戦死などと共に、食べるものもなく、零から始まった戦後の復興、など薄れゆく記憶を留めねばなりません。粉骨砕身、私たちを育ててくれた親世代に感謝と尊敬の念を忘れることはありません。

私は克己さんの詩の世界を十分に理解できるものではありませんが、代表作「法隆寺土塀」の中で、何度も「私はかえってきた」という言葉が出てくるのが印象的です。外地からふるさと、日本へと帰ってきた安堵感と喜びが溢れているようにおもいます。克己さんは詩人としてだけでなく、写真家、装丁家、ジャーナリストなどマルチな才能と行動をともなった方で、なにより未来派立ち上げなど人を動かす力、いわゆる「人たらし」でもあったのではと想像しています。そんな魅力と実績を、このNPOが発掘、発信いただくことに大変感謝し、楽しみにしています。私自身、老齢、非力故、あまりお役に立てませんが、「龍門が行く」メンバーと共に、できるだけの協力、応援をしたいとおもっています。今後の活躍とご発展を心から祈っています。

2025年09月30日

「龍門がゆく」様より応援メッセージをいただきました!

克己は清明な山河に囲まれた自然と重たい歴史の間(はざま)の地、吉野竜門に生まれ育ち東京を経て、文学の故地中国へと詩人としての志を広げました。

私たちは克己と同じ龍門の地に彼の縁者として生を享けた者たち(+その配偶者)です。


私たちは、今、この龍門の地、克己生家の扇屋跡地のすぐとなりに池田克己記念館が開設された事実を驚きと喜びをもって迎えています。

私たちは、正直申して克己の詩を愛読した者たちではありません。

しかし彼が詩への強い志と中華の文化への憧れをもって、日本が中国への侵略 を進める時代に、上海に移り住んだ事は幼ないころから親たちから強い い印象をもって聞かされてきました。


このたび克己記念館によって池田克己詩集の再版が企画されている事を知りました。克己は上海の地で、日中の文人との文学的交流と詩作に打ちこみながら、故郷龍門への強い思いを決して失う事はありませんでした。

そして敗戦を迎え、中国でしか得られなかった成果の多くを失いながら 、辛うじて命ながらえて吉野龍門に帰ってきました。


克己が文学的に最も旺盛だった時代は、日本がその歴史始まって以来の大失敗をおかした屈辱の時代とぴったり重なります。誰もが自らを語りたがらぬその時代を、克己は詩人という一人の表現者として通過してゆきました。一夜にして価値が反転し、NHK連ドラの「あんぱん」に描かれているように、人々はなんのてらいもなく、あるいは呆然自失しつつ、あるいは屈辱と怒りに燃えながら、敗北に直面させられた時代です。


克己は、そんな時代に、旺盛な創作意欲に駆られながら、一人の詩人として、日常の便々たる世界と日常の彼方に垣間見える世界に等分の想いをはせながら、かかわっていったと思います。

今の時代はロシアやイスラエルなどの強者が弱者を侵略し、トランプのような独裁者が、かつての 「民(たみ)の国」=「合衆国」を支配する、まさに克己が中国に渡航した時代の再来です。

克己の詩作の再刊は、今のまさにこの時代にとっても意義のあることだと感じています。


克己は、敗北を「抱きしめる」(J.ダウアー)ように迎えた日本人の一人だったのでしょう。戦後の混乱の最中、次々と詩作の表現空間、詩作表現の自由な場を創りだすことに奔走しながら僅か40歳で早逝しました。私達がまだほんの子供だったころでした。

 

>>応援メッセージページへ

2025年07月24日

毎月第三月曜18時より勉強会を行います

毎月第三月曜日18時より、詩人池田克己龍門記念館文学サロンにて勉強会を行います。

当館館長をホストに、一緒に学びます。

翌週の火曜日にも同じ内容でアンコール勉強会を行いますので、ぜひご参加ください。

参加は無料です。


2025年07月18日イベント:イベント

池田克己詩集製作ご支援のお願い

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池田克己「上海雑草原」第二番より


 風はヒタと方向を失った

 ねじまげる首の届くかぎり

 曳光は鱗雲に映え

 何と宇宙は美しいことだ

 昏れ残る野の半面に

 丈の伸び切った草が海草のようにメラメラ漂うている

奈良県吉野町出身の詩人・池田克己(1910–1953)は、戦時中は上海に移住、
在中国日本人文学者を代表する存在として活躍しました。

戦後は雑誌『日本未来派』を創刊、戦後詩壇に大きな足跡を残した人物です。

代表作『法隆寺土塀』をはじめ、生涯に7冊の詩集を刊行しましたが、
いま、彼の詩集はその全てが絶版となり、彼の詩にふれるには、古書を探すしかありません。

私たちはいま、池田克己の言葉を次世代に手渡すため、詩集の再編集・制作を進めています。

この詩集は、将来的な出版復刻交渉の第一歩として、自主制作というかたちで刊行、頒布し、広めて行く企画です。

どうかこの活動にご賛同いただき、ご支援をお願いいたします。

ご案内PDFはこちら https://drive.google.com/file/d/1XxT4RhFwDuUxzDynQ-CEU98jkbM9pLGL/view?usp=sharing

ご支援のかたちと返礼について

◎ 3,000円 ご支援いただいた方

 ・詩集1冊をお届け
 ・巻末にお名前を掲載(ご希望の方のみ)

◎ 5,000円 ご支援いただいた方

 ・詩集1冊をお届け
 ・巻末にお名前掲載(ご希望の方のみ)
 ・e-龍門村の正会員として、1年間ご登録いただけます

◎ 10,000円 ご支援いただいた方

 ・詩集5冊をお届け(贈答用にも)
 ・巻末にお名前掲載(ご希望の方のみ)
 ・e-龍門村の正会員として、1年間ご登録いただけます

お支払いについて

ご支援のお支払いにつきましては、3つの方法をご用意させていただいています。

現金でのご寄付
記念館にて直接お受けしています
口座振り込みでのご寄付
ご連絡をいただき次第、口座をおしらせさせていただきます
クレジットカードでのご寄付
Syncable寄付ページよりお申込みください。
Syncable寄付ページ https://syncable.biz/associate/IkedaKatsumiMemorial/donate

 

2025年07月04日

6/30詩人池田克己龍門記念館をオープンします

2025年6月30日に詩人池田克己龍門記念館をオープンします。

当日は2時と4時からジャズピアニスト柴田コウメイによるミニコンサートを開催します。

入場無料です。

2025年06月13日イベント:イベント