私達の取り組む課題
言葉のチカラが今失われつつある
スマートフォンやSNSが生活に深く入り込んだ現代、詩や文学に触れる機会は減少しています。
特に若い世代や地方では、言葉を通して自分を表現する場がほとんどなくなりつつあります。
即時の反応が求められるネット社会の中で、私たちはしばしば他人の言葉に応じるばかりで、
自分自身の内なる声に耳を傾ける機会を失っています。
けれど、言葉には本来、人生を照らし、心を救い、誰かとつながる力があります。
私たちの目指すもの
私たちは、詩人・池田克己の精神を継承する拠点として、「文学を生き抜くチカラに」というキャッチコピーのもと、以下のような活動を展開しています。
- 詩人池田克己龍門記念館運営事業
- 池田克己生家跡前にある大正時代に建てられた古民家に、池田克己の原稿や出版した書籍、木田隆文奈良大学教授から寄贈されたパネルなどの展示を行っており、池田克己の生涯を追うことができます。
- 文学サロン運営事業
- 記念館内にあるサロンを、文芸活動のための場として無料で提供しています。開館前(10時~13時)と閉館後(17時~20時)の貸し出しで、予約制です。詳しくは記念館サイトをご覧下さい。
- セミナー事業
- 当NPO主催にて、セミナーや研究会をおこなっています。
- イベント事業
- 当NPO主催にて、池田克己の命日の2月や誕生日の5月をはじめ、イベントや、イベントの企画を行っています。
- 観光協力事業
- 池田克己の故郷・吉野旧龍門村の観光サイトを制作、観光案内に協力しています。
誰もが自分の言葉と出会い、他者の表現と出会い、世界との関係性を再発見できる場づくりをめざしています。
なぜこの取り組みを行うのか
日本未来派は、一個の思想や概念の共通によって、結びつき発生されたものではない。各人それぞれがこの敗戦後の混沌の中に、未来に向ってたどろうとする。愛や誠実の協同による、連帯の場である。このような中から、現代詩の正しい性格の追及などというようなことにも、当然な懸命さが展開されて行くであろう。日本未来派は生々しいムーブマンとしての、切実さの中にある。
(池田克己「日本未来派」創刊号後記より)
戦後間もない混乱の時代に、詩人・池田克己は「愛と誠実の協同による連帯の場」として詩誌『日本未来派』を創刊しました。彼は流派や思想の違いを超え、詩人同士がつながる場を夢見て活動し、41歳の若さで生涯を閉じました。
私たちは、その思想と詩を伝えながら、時代を超えて受け継ぐべき価値を社会に届けたいと願っています。
私たちの信じること
戦時中、上海に滞在していた池田克己は、中国の詩人と友情を育みました。
彼が書き残した詩の一節は、いまなお強いメッセージを放ちます。
君はがむしゃらに中国を愛し
僕はがむしゃらに日本を愛し
君は僕らの友だ
君と僕らは充実している
(池田克己「詩人路易士」より)
これは、思想や国境を越えてつながる魂の言葉です。
詩や表現は、人と人の違いを尊重しながら、共に在る可能性を広げてくれます。
私たちは、自らの言葉を信じ、他者の声に耳を傾ける社会こそが、真の自由と平和につながると信じて活動しています。
寄付の使い道
皆さまからのご寄付は、詩人・池田克己の顕彰と、「文学を生き抜くチカラに」をテーマにした文化活動の継続と発展のために、大切に活用させていただきます。
主な使い道は以下の通りです。
- 詩の朗読会・文学セミナー・詩作ワークショップなど、表現の場の開催運営費
- 池田克己記念室(資料室)の維持管理費・展示資料の保存と整備
- 詩集・記録集・ニュースレターなどの編集・印刷・発送に関わる費用
- 地域の子どもたちや若者が文学と出会うための教育・普及活動
- ウェブサイトや広報活動による情報発信と認知向上のための費用
また、特定の企画(イベント・コンテスト・出版など)については、寄付者の皆様に活動報告をお届けします。
みなさまのご支援により、言葉の力を未来へつなげる活動が続けられます。心より感謝申し上げます。
吉野龍門が生んだ詩人池田克己顕彰会の活動場所
NPO法人吉野龍門が生んだ詩人池田克己顕彰会の活動は、以下の場所で行っています。





